士業の仲間入りを経て、宅建資格の価値はジワジワと上昇中

俗にいう「宅建」資格は、2015年4月1日より、従来の「宅地建物取引主任者」から「宅建取引士」へと名称変更が行われました。
こうした背景にはどのような改正事項が関係しているのでしょうか?そして宅建資格は今後、どのように変わっていくのでしょうか?
気になる宅建資格の動向について考えてみたいと思います。

419ccbc454c3e83d99e3701b10dc3240_s

「宅建士」への変更は、宅建資格の地位向上のため

2014年6月25日に官報(号外141号 P18~19)で公告された宅建業法の一部改正に伴い、宅建士への名称変更に加え、いくつかの条文が追加となりました。下記はその一例です。

≪宅地建物取引士の信用失墜行為の禁止≫

宅地建物取引士は、宅地建物取引士の信用又は品位を害するような行為をしてはならない。(第15条の2関係)

≪宅地建物取引士の知識及び能力の維持向上≫

宅地建物取引士は、宅地又は建物の取引に係る事務に必要な知識及び能力の維持向上に努めなければならない。(第31条の2関係)

≪宅地建物取引業者による従業員の教育≫

宅地建物取引業者は、その従業者に対し、その業務を適正に実施させるため、必要な教育を行うよう努めなければならない。(第31条の2関係)

(参考:http://www.retio.or.jp/attach/archive/97-004.pdf)

「信頼」「能力向上」「教育」といったキーワードから、宅建士として今後、さらなる地位向上を目指していこうという思いがひしひしと伝わってまいります。
これまではお手軽に受験できる法律系資格として人気だった宅建ですが、これからはそういった位置付けからは若干異なってきそうな雰囲気です。
宅建士試験の難易度については次ページで触れますが、もちろん、これまで以上にハードルが上がっていくであろうことは言うまでもありません。

しかしながら、こうした改正は、裏を返せば<宅建資格自体の価値の向上>を意味するものでもあります。
既に宅建資格を取得している実務家にとってはもちろん、今後この資格に挑戦する方にとっても、宅建士への変更は必ずや追い風となるはずです。


初学者でも宅建士に合格できる方法