宅建と就職の理想と現実

不動産業界での実務経験もなく、また何の知識も無い方が宅地建物取引士(旧「宅地建物取引主任者」。以下「宅建」)の試験に合格し資格を取得した場合、果たして宅建の資格が就職に有利に機能するでしょうか。

その答えは、ズバリ、有効に機能します! だだし、これは現在大学(高校)在学中で就職活動中の学生及び、この不況で在学中に就職を果たせなかった就職浪人の方、そして、まだ辛うじて社会から〝新人〟としての扱いを受けられる第二新卒といった方のみに当てはまる答えといっていいでしょう。

例えば不動産関連への就職を目指している学生さんが、すでに宅建資格を所有していれば、所有していない学生さんに比べ不動産業界への就職意欲をはじめ、そのアドバンテージの高さは言うまでもありません。

また、宅建が不動産関連業界のみに有効かといえばそうではありません。住宅ローンをはじめ、各種不動産投資を行っている銀行や証券業界。そして、住宅ローンの有無が加入保険の内容にもかかわる生損保業界でもその知識は活用できるなど、特に金融や保険業界への就職には有効に機能する資格なのです。

新卒にとって宅建は確実に武器になる!

宅建は歴とした国家資格であり、独占業務を持つ不動産業界における必須のスペシャリスト資格です。巷には何故か「宅建は誰でも受かる」などといった無責任な噂が根強くありますが、試験自体もそう簡単なものではありません。

そうした国家資格が就職に有利に機能しないはずがないのです。不動産業界への就職を目指す学生さんや早く就活から脱却したい就職浪人の方、そして、現在の業界や就職先から不動産業界入りを目指す第二新卒の方は、迷うことなく宅建の取得を目指し学習を開始して下さい。間違いなく、宅建はあなたの希望どおりに不動産業界入りの重要なパスポートとなってくれるはずです!

さて、「〝理想と現実〟と題した割には希望的な話しか出てこない」と不思議に思っている読者もいることでしょう。そうです、これまでは「宅建&新卒」の理想的な組み合わせについてお伝えしてきました。

次ページでは、「宅建&転職」という、多少の厳しさを伴った現実的な組み合わせについてお話をさせていただこうと思います。

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